コーヒーはほぼ世界中で飲まれている。しかし、イタリアのコーヒー(エスプレッソコーヒー)は、唯一と言ってよいほど特徴的なコーヒーであろう。通常エスプレッソカップの半分より少なめの量で注がれるイタリアのコーヒー。"コルト(短い)"の場合は通常よりも少ない量で、"ルンゴ(長い)"の場合はエスプレッソカップ一杯の量で注がれる。どの場合も、コーヒーにべージュもしくは茶色の泡が立っているのが特徴(コーヒーのブレンドによって泡の出かたが変わってくる)。"ネーロ(ブラック)"、"マッキアート(温かいもしくは冷たいミルクを少量加えたコーヒー)"、砂糖入り・砂糖無し、好みに合わせて飲むことができる。又、エスプレッソ機、適切にブレンドしたコーヒー豆をエスプレッソ用に挽いたもの、温めたエスプレッソカップさえ家庭にあれば、いつでも簡単に美味しいコーヒーを味わうことができる。その他、イタリアの一般家庭では、"カフェティエラ(別名モカ)"を使ってコーヒ-を淹れている。カップ1杯ー2杯ー3杯ー6杯ー8杯ー12杯ー24杯用と様々な大きさのカフェティエラが存在する。カフェティエラで淹れたコーヒーは泡がなく、エスプレッソ機で淹れた物より味が薄い。しかし、コーヒーの粉が水に接する時間が長いため、カフェインを含む量はエスプレッソより多いといわれている。エスプレッソ・コーヒー一杯に含まれるカフェインは60mgから100mg、カロリーは2キロカロリー。専門家によると、カフェインの取りすぎを防ぐために一日4杯以内が適量。飲みすぎなければ、コーヒーは健康的な飲み物と言える。 |