1431・・・この数は54年に及ぶサンレモ音楽祭にて、700ものアーティストが発表した曲の数である。ある者は流れ星のように過ぎ去り、ある者はこのテアトロアリストンから有名となった。優勝はしなかったものの、この音楽祭を機に名声を揚げたア-テストは数知れない。
サンレモ音楽祭の規則は非常に明確である。1.未発表の最新曲。2.オ-ケストラ、コーラスを含める演奏・歌とも生でなければならない。3.歌詞はイタリア語であること。イタリア人作曲家、作詞家による作品であること。
ここ数年のサンレモ音楽祭は、その衣装と共にメディア化が進んでおり、開催期間は5日間にもかかわらず、良い意味にも悪い意味にも、成功、ゴシップ、論争、失態に対する議論で沸き立つ。そして、音楽祭終了後も尚、この議論が延々と続く傾向にある。
今年の司会は、パオロ・ボノリスとアントネッラ・クレリチ。また、ミラノ県パウッロ出身の23歳のモデル、フェデリカ・フェリ-ニも司会に参加する。
音楽祭のコンク-ル部門は、男性ア-ティスト部門、女性ア-ティスト部門、グル-プ部門、クラッシック部門、若手部門の5部門。
最終日の3/5の夜、舞台に立つのは各部門3組に選出されたア-ティストたち。その中から各部門の最優秀ア-ティストが選ばれる。そして、視聴者からの投票と審査員によって音楽祭のグランプリが決定される。
サンレモの魅力は音楽祭ばかりではない。インペリアからフランス国境に続く"花のリヴィエラ"に位置する海に面した町。その恵まれた緯度のおかげで、他の地域より数週間早く春が訪れ、大地には作物と花が咲き乱れている。19世紀から始まった花の栽培は、その栽培技術の向上と共に、冬の時期の栽培も可能となった。3000へクタ-ルの地で、およそ130種の花、170種の植物・果物の木が栽培されている。
リヴィエラ周辺には、観光客へのサ-ビスが行きとどいた宿泊施設、歴史地区、公園、また、サンレモには年中無休のカジノもある(営業時間14:30~、スロットマシ-ン室:10:00~)月~木:入場無料、金・土・日・祝日:7.50ユ-ロ。 |