歴史と緑の環境と共に、商店やバールが賑わうアバンギャルドな雰囲気の街モンツァ。
そんなモンツァの大聖堂内には、キリストの十字貼付けに使われた釘を使用して作られたという、伝説の王冠"フェッレアの王冠"が保存されています。カルロ・マニョ、フェデリコ・バルバロッサ、そしてナポレオンなど時代の主人公たちが、この王冠を夢見 てモンツァを訪れたといわれています。
毎年9月には、世界的に知られるF1グランプリイタリア大会が開催されます。最も古く美しいサーキットとされる公園内のサーキットは、エンジンマニア達の 観光名所となっています。F1以外にも、ブリアンツァ・オープン・ジャズフェスティバルなど様々なイベントが開催されています。
モンツァのサーキットは、1922年、公園内の表面先 1.200.000 平方メートルの場所に、ミラノのアウトモービレ・クラブによって建設されましたが、1930年代にはサーキットは使用されなくなり破損が進みました。その 後、第二次世界大戦後になり修復が進められ、再び使用されるようになり、今日に至っています。
モンツァの街を通り抜けるランブロ川は、ローマ時代の頃からモンツァの経済・文化の発達に役立ってきました。今も残る古い橋は、モンツァの風景をさらに引き立てています。
大自然の広がるモンツァの公園の隣には、40へクターの英国・イタリア風庭園の美しいネオクラッシック様式の王宮があります。現在、王宮内では美術展、クラッシック音楽コンサートなどが頻繁に開催されています。
モンツァを訪問するのに一番良い季節は、公園が花と緑でいっぱいになる春から夏にかけての季節、または街の中心が光と装飾で賑わうクリスマスシーズンでしょう。 |