Atterraggio イタリア旅の基本情報1 出発前の準備
出発前、旅先でのプランを考えると楽しくてうきうきしてしまうものです。しかし、基本的な確認・準備・チェックを怠ると、せっかくの楽しい旅も台無しになってしまう恐れがあります。まずはパスポートのチェックから始めましょう。
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パスポートとビザ
パスポートは、日本政府が発行する国外旅行者のための身分証明書です。
イタリアに限らず、海外旅行をするうえで、命の次に大切になるものがパスポートなのです。
外国へ行く予定でパスポートを取得していない場合は、住民登録している都道府県の旅券課にてパスポート申請をしましょう。また、パスポートを所持している場合は、滞在予定国が定めたパスポートの残存有効期間を事前にチェックしておきましょう。
イタリアの場合、入国時90日以上のパスポート残存有効期間が必要となります。

また、イタリア入国の際、観光で90日以内の滞在ならばビザの必要がありません。
ただし、91日以上の長期滞在の場合にはビザの取得が必要となります。
滞在の目的によって、ビザの種類や手続きが変わってくるので、事前に大使館・領事館へ問い合わせることをお勧めします。


保険
イタリア滞在中の病気やけがの治療、盗難・紛失・・・イタリアの無保険治療はとても高額です。そして、日本人を対象としたスリや盗難も少なくはありません。万が一のため保険へ加入することをお勧めします。
旅行などの短期滞在ならば、海外旅行保険がお勧めです。
保険料は、日数や保険の対象(治療費・所持品の盗難・損害など)、保険金額によって異なります。
空港の海外旅行保険各社のカウンターで加入することが可能です。また、 航空券購入時、海外旅行保険への加入がオプションになっていることも多いです。後者の場合、自宅を出て帰ってくるまでが保険期間になるのが特徴です。
料金は各保険会社によって変わってきますが、1週間で7000円~10000円程度が平均的な料金でしょう。
その他、クレジットカード付帯の保険を利用すると安上がりで済みます。しかし、保険金額や保証条件がやや低いのがデメリットです。

また、留学など滞在が長期にわたる場合、まずビザを申請する時点で保険に加入したことを証明する書類の提出を求められます。
ここで注意しなければならないのが、東京のイタリア大使館と大阪のイタリア総領事館では保険に関する条件が異なってくることです:

東日本を管轄する
東京イタリア大使館
病気やケガの治療費の補償金額が1000万円以上
西日本を管轄する
大阪イタリア領事館
病気やケガの治療費の補償金額が「無制限」であること。但し、無制限の補償を有しない保険会社で加入する場合は、その保険会社が持つ最高額の補償金額であること

留学など長期滞在をする予定ならば、まず自分の住んでいる地域を管轄する領事館・大使館へ問い合わせることをお勧めします。


現金
イタリアの使用通貨はユーロ。
1ユーロは約120円です(2011年5月現在)。

硬貨 1, 2, 5, 10, 20, 50セント、1ユーロ、2ユーロ
紙幣 5, 10, 20, 50, 100ユーロ(流通は稀 : 200ユーロ、500ユーロ)

イタリアの自動販売機はおつりが用意されていなかったり、また、スーパーなどのカートも、50セントまたは1ユーロ、2ユーロを入れないと使用できなかったりするので、常に硬貨(特に10, 20, 50セント、1ユーロ、2ユーロ)を用意しておくと便利です。
紙幣は、トラブル回避のためにも、 5, 10, 20, 50ユーロ札等なるべく小さい額の札で所持していたほうが無難です。   
イタリアの空港には必ずといって換金所がありますが、空港を出るまでにお金が必要になることも考慮して(例:空港のカート使用には50セント、1ユーロ、2ユーロのコインが必要)、日本出国前にあらかじめユーロを用意しておいたほうが良いでしょう。


クレジットカード
イタリアは、カードの普及率の高い国です。
小さな売店やバール、メルカート(市場)などを除けば、殆どの場所でカードを利用することができます。
クレジットカードを持っていれば、多額の現金を持ち歩かなくてすむのが魅力です。
一番普及しているクレジットカードは、VISAまたはマスターカードです。
その他アメックス、ダイナース、JCBも普及していますが、規模の小さな店などではVISA・マスターカードのみの利用が可能となる場合が多いので注意してください。
カード利用の注意としては、金額の確認、伝票控えを受け取る、そして、盗難・紛失に備えカード会社の連絡先を事前に控えておく事などが大切です。
又、最近は、カード使用時にセキュリティーコードを確認されることがあるので、それら諸々も事前に控えておきましょう。また、パスポート同様、有効期限に注意しましょう。


トラベラーズチェック(T/C)
トラベラーズチェックは、サインだけで支払いができる旅行用小切手です。各銀行、トーマスクック、アメリカン・エキスプレス等で購入することができます。
2箇所のサイン欄のうち、一箇所は事前に、もう一箇所は使うときにサインをします。
一枚一枚の小切手番号をあらかじめ控えておき、使用方法を守っていれば、盗難・紛失にあっても全額が補償されます。
ホテルや高級店での支払いならばユーロ建てT/Cの利用が可能ですが、一般の商店では支払いに利用できないことが多いので、現地の銀行などで必要な分だけ現金化することをお勧めします。


国際運転免許証
国際運転免許証を取得しておくと、イタリアでも車を運転することができます。
申請は、住民登録してある地区の、免許証センターにある国際運転免許窓口にて受け付けています。

国際免許証の申請に必要なもの:

  • 日本の運転免許証
  • パスポート
  • 写真1枚(たて5cmxよこ4cm)
  • 国際免許証交付手数料 2650円

上記のものを持参して、窓口にある申請書に必要事項を記入して提出すると、すぐに発給してもらえます。


国際学生証
国際学生証があると、イタリアの美術館や交通機関での学生割引を受けることができます。対象は中・高・大学・大学院・専修・専門学校生で、各大学生協、大学生協事業センター、日本ユースホステル協会で申し込むことができます。

有効期限:
大学・短大・大学院生・高等専門学校4・5年生、専修学校専門課程本科生ならば翌年3月31日まで。
それ以外は同年の12月31日まで。

申し込みに必要なもの:

  • 学生証のコピーまたは在学証明書
  • 写真一枚(たて3.3cmxよこ2.8cm)
  • 申込書
  • 料金1430円

 
ザッピング
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